肺がんとたばこの意外な関連

たばこが肺がんの原因になっていることは周知の通りです。喫煙者は非喫煙者に比べ、およそ4倍の罹患率となっています。肺がんは死亡率が比較的高い癌ですので、この差は深刻です。男女別に見ると女性の罹患率が低いのですが、これは喫煙率の低さが影響しているとされています。

どれだけの期間たばこを吸いつづけているかということも、リスクを左右する要因です。もちろん本数も影響します。若い頃からヘビースモーカーであると言うことは、習慣化されて意識はないかもしれませんが、体に非常に大きな害を与えていることになり、寿命を縮める原因になります。

肺がんの組織型としては、腺がんや扁平上皮がん、小細胞がんが多く見られますが、このうちでたばことの関連が深いものとしては、小細胞がんと扁平上皮がんがあります。腺がんの場合には、比較的関連が小さいとされています。もっとも、非喫煙者に比べれば腺がんのリスクも2倍ほどに増えますので、他の組織型よりは影響が小さいというだけです。

小細胞がんの場合、早くから転移を始めるため、有効な治療を行うことができず、死に至ることが多い特徴を持っています。生存率は低く、残念ながら完治できることは多くありません。喫煙習慣がある場合には、この小細胞がんのリスクを大きく高めることになります。扁平上皮がんと通算すると、たばこを吸う場合には、リスクが10倍以上とされています。

禁煙した場合には、期間が長くなるほどに罹患のリスクは下がります。もう手遅れと諦めずに、これから禁煙にチャレンジすることは意味があることです。禁煙グッズや禁煙外来のある病院を利用することを考えてもよいでしょう。

受動喫煙のリスク

自分はたばこを吸わないと思っている方でも、周囲で人が吸っている場合、受動喫煙のリスクにさらされることになります。夫が喫煙者である場合、妻の肺がんのリスクが高まることを突き止めた研究もあります。副流煙の害にさらされないように気をつけましょう。

最近では分煙が進んでいますが、それでも日本は分煙においては遅れています。周囲の人に害を振りまいているようなものですので、たばこを吸うときには他人の迷惑にならないように気をつけましょう。自分の行動により、他人を病気にさせてしまうこともあるのです。


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