肺がんの末期

肺がんが末期症状に至ると、それだけ完治に向けての希望が薄れます。全がん協が発表した5年生存率を見ても、もっとも末期にあたるステージ4では3.7%となっています。初期のステージ1が78.2%であるのと比べると、わずかに20分の1程度に5年生存率が低下してしまっていることが分かります。

肺がんは末期に至る前に治療を受けることが、有効な手立てとなります。症状の悪化や転移が進んでしまうと、手術やレーザー治療によって病巣を切除できなくなってしまうことが増えてきます。

末期症状の場合には、すでに完治の見込みがないこともあるために、余命の延長や痛みの抑制などでQOL(生活の質)の向上などを治療の目的にすることもあります。検査によって発見された段階で肺がんが末期になっていることもありますので、自覚症状がなくても定期的に検査を受けておくことが大切です。

たとえ肺がんが末期症状と診断されても、そこから回復を果たす患者さんがいるのも事実です。一般論としては生存率が示すように厳しい現実がありますが、それは可能性が残されていないことを表しているわけではありません。

これまでの治療実績で病院を選ぶことや、名医と呼ばれる専門医を見つけるという方法もあります。免疫療法や食事療法、あるいは民間療法を取り入れてみるという選択肢もあるでしょう。もっとも、これらの場合であっても、主治医には相談や報告を行っておいた方が、症状の急変の際に原因を特定することができます。

末期肺がんの症状としては、咳や息切れ、血痰、声のかすれ、呼吸時の異常音、むくみ、胸水などがあるほかに、転移によって表れる症状もあります。たとえば骨転移によって骨の痛みが生じたり、脳転移によって頭痛が起きたりします。苦痛がひどくなってきた場合には、痛みを和らげることもQOLを高めるために重要なことです。毎日苦痛にさいなまれながら生きているのでは、余命を精一杯生き抜く気力もなくなってしまいます。

完治を果たせないのであれば、残りの寿命をいかにしてまっとうするかがテーマになります。残された時間で何をするかを考えておくことは、余命を全うするうえで欠かせません。


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