肺がんの腫瘍マーカー腫瘍マーカーとは肺がんによって血中に増える、あるいは発現する特定の物質のことで、CEAやSLX、CA125、NSE、SCCといったものがあります。 血液検査で腫瘍マーカーが正常値よりも多くなっている場合には、何らかの異常があることが考えられます。原因となる病気は一つだけではありませんので、この段階では断定はできないのです。 肺がんの腫瘍マーカーとして使われるCEAの場合であれば、胃癌や大腸癌、肝臓癌、胆道癌にも反応します。したがって、まったく別の部分に問題がある可能性もあります。 同様にSLXは膵臓癌や卵巣がんでも数値が上昇します。複数の腫瘍マーカーを組み合わせることで精度を高めることはできても、はっきりと確定診断を行えるほどの内容ではないのです。 腫瘍マーカーは補助診断に使われる血液検査によって調べられるという簡単な点は長所となりますが、腫瘍マーカーは検査の中でも補助診断として使われています。上記のように、単独では他の原因との区別がはっきりしないこともありますし、根本的に精度が低いという問題もあります。 早期がんの場合には、正常値にとどまっていることが多いため、早くに発見するのにはあまり役に立たないのです。また、異常値が出ても癌ではないこともあります。 このような事情があることから、補助診断や経過を観察するために使われることが多く、他の検査なしで確定診断を行うことはできないのです。 食事を変えただけなのに癌が・・・ |
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