肺がん治療に強い病院

病院選びは肺がんを克服する上で重要な役割を果たします。

医療については素人である患者さんにとって、主治医の言うことは大きな影響力を持ちます。それが名医であるのか、ヤブ医者であるかの判別は容易につくケースばかりではありません。長い期間をかけて見極めていたのでは、その期間を無駄にすることにもなりかねません。

したがって、事前に情報を収集し、納得できる病院を選んでおくことが欠かせません。専門医であれば実力に大差はないと考える方もいると思いますが、実際には主要病院の間でも生存率に大きな差があります。同じ病期（ステージ）で比べても格差があるのですから、治療成績が似通っているとは言えません。

一般的には、治療件数が多くなれば、それだけ専門医や看護士が経験を積むことができますので、症状の改善につながりやすくなります。したがって、手術や治療の件数が一定以上であることは必須条件と言えます。不慣れな治療では、いくら専門医が努力しても不測の事態に備えるのは限界があります。

胸腔鏡下手術のように、高度な手技を必要とする場合には、ますます病院選びが大切になります。手術のできによって再発のリスクや合併症による危険の大きさも変わってくるためです。

高度先進医療を受けることも視野に入れた病院の選び方はこちらで確認してください。迷った時にはメールで相談もできますので、一人で悩まないで下さい。命に関わる問題を中途半端に決定してしまうのは危険です。十分な検討を重ね、納得できる状態を作りましょう。