肺がんの名医肺がんの名医がいる病院を見つけることは治療の質を高めるために重要ではあるものの、どのような方法で探せばよいかが分からずに妥協してしまう方は少なくありません。病院に行けば症状や治療法についての説明を受けることはできますが、肺がん名医の居場所については教えてもらえません。したがって、どのような方法で病院選びを行うかということは、重要事項でありながら曖昧に済まされてしまっているところがあります。 その結果として、注意深く名医を選ぼうと考えても方法論が分からないために無駄な遠回りをしてしまうことになり、そのうちに諦めてしまうことにもつながっています。また、本当に納得できるだけの肺がんの名医であるという確証が得られないまま、曖昧な気持ちを引きずってしまうこともあるでしょう。 闘病生活において、主治医はもっとも身近な専門家であり、症状の改善に大きな影響を及ぼす存在です。気持ちの面においても、全幅の信頼を寄せることができる専門医であるかどうかは、精神状態を左右することになります。肺がんを名医に治療してほしいと考えるのは多くの患者さんに共通する気持ちですが、それを果たせるのは限られた患者さんのみです。もっとも大きな要因は財力や社会的地位ではなく、病院選びに成功したかどうかです。 たしかに、様々な方面にコネがあるように人なら、そのツテをたどって名医にたどり着ける可能性が普通の人よりも高いかもしれません。しかし、特別な人脈などなくても、自分で肺がんの名医を探せば済む話です。要は病院を実績によって判断して選ぶという意思と、そのための具体的な方策があれば問題ありません。 では、肺がんの名医を探す方法としては、どのようなものがあるでしょうか?たとえば、知人からの紹介や書籍・雑誌、インターネットが挙げられるでしょう。それぞれの方法について検討していくと、まず知人に心当たりがないかを尋ねてみるという方法ですが、医療関係の仕事をしている知人が確信を持って紹介してくれるという場合でない限り、有力な手がかりは得られないことが多いでしょう。 知人が肺がんを患って手術を受けた病院の対応が素晴らしかったという話は、ある程度の参考にはなるものの、あくまで個別の例になってしまい、客観性が失われてしまいます。もしかしたら、その方は初期症状で比較的容易に成功する手術であったという可能性もあります。看護士などのスタッフも含めた対応が温かかったといった病院の雰囲気については大いに参考になるものの、専門医の実力を判定する上では、根拠としてふさわしいとは言えません。 書籍や雑誌によっては肺がんの名医ランキングといった類の特集を組んでいることもあります。そうした情報を参考にすることもできるでしょう。しっかりした出版社が取材を行って特集を組んでいるのであれば、それなりにデータを集めて格付けしていることが期待できます。発行されているものによってはいい加減なものもありますので、内容を鵜呑みにするのではなく、妥当なものであるかどうかを確認しましょう。 どのような評価基準を採用したのか、データの収集の方法や範囲、調査の対象となった病院の数、著者やライターは医療に強い人物であるのかどうか、出版社は信頼できる会社か、といった点については検討が必要です。また、情報はできるだけ最新のものが好ましいです。何年も前の評価が今でも当てはまるとは限りませんし、すでに名医が他の病院に移ってしまったり、引退している可能性もあります。 インターネットで肺がんの名医を検索してみると、実に多くの情報が表示されます。ためしに「肺がん 名医」というキーワードを使ってYahooで検索をかけてみると、1,740,000件のサイトがあるという結果になりました。症状は進行するものですので、時間を無尽蔵に使うわけには行きません。100万件以上のサイトに目を通している暇などあるはずはありません。 したがって、いかに不要な情報を捨て、必要なものだけを振り分けるという作業が鍵となります。いくつかのサイトを見ていると、明らかに役に立たないものがあることは分かると思いますが、ある程度参考になりそうなサイトが見つかってくると、それらを本当に信頼してよいかを検討することになります。命に関わる選択ですから、失敗するわけには行きません。そうなってきた時に直面するのは、最終的な確信を抱くことが難しいという壁なのです。 役に立ちそうなサイトと、役立つサイトの間にある違いは、容易には見つけられません。そもそも、インターネットでは情報の発信が容易であるために、いい加減な情報を簡単に流すことができてしまいます。顔の見えない状態では、無責任な情報が正確であるかのように書かれていることがあるのです。 名医だけに頼るのは危険たしかに名医は肺がんと戦う上で、重要なパートナーです。しかし、現代医療の限界が存在するのも事実ですし、世間での名医の評判は手術の技術に偏っていることも多いといった問題があります。そのため、過剰な期待は禁物です。 むしろ、それ以外に患者さんが自ら行えることにも目を向けておくべきでしょう。たとえば、食事について、どんな内容がベストであるかを理解しないで過ごしていませんか?それによって失われていくチャンスについて、見落としている方が多すぎます。 食事を変えただけで何になると思うかもしれません。しかし、健康と食事が密接につながっている以上、肺がんに対抗するときにも無視できない要素として考えるべきではないでしょうか? 実際に癌を食事療法によって改善させたという人達が多くいることを考えても、無視すべきではないでしょう。もちろん、治療は引き続き必要なので、両方を組み合わせることになります。食事療法の方法や実践した人の経過については、こちらをご覧ください。 |
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